「自己肯定感」は大切だって最近よく聞きますよね?
「自己肯定感」というのは、「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」だそうです。(Wikipediaより引用)
私も、自己肯定感が低い方。他人のちょっとした一言ですぐにクヨクヨしてしまい、悩んでいました。 そんな自分を変えるヒントとして読んだのが、心理カウンセラー中島輝さんの『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』(SBクリエイティブ)です。
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』がおすすめな方
・自己肯定感を高める方法を知りたい方
・落ち込んでいる自分を回復させる方法を知りたい方
・自分に役立つノート術を知りたい方
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』ってどんな本?
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』は、7万部を突破した『自己肯定感の教科書』の著者、心理カウンセラーの中島輝さんが、自己肯定感を高める実践的なテクニックをまとめた本です。
全体の構成は次のようになっています。
・PART1 書くだけで自己肯定感が高まる理由
・PART2 自己肯定感が勝手に高まる書き方のコツ
・PART3 書くだけで人生が変わる自己肯定感ワーク
・付録 自己肯定感ノート 書き込み式テンプレート&切りとり式ワーク
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』 の著者 中島 輝(なかじま てる)さんについて
自己肯定感の第一人者/心理カウンセラー / 資格発行団体 “torie” 代表/肯定心理学協会代表
5歳で里親の夜逃げという喪失体験をし、9歳ごろから、HSP、双極性障害、パニック障害、統合失調症、強迫性障害、不安神経症、潰瘍性大腸炎、斜視、過呼吸、認知症、円形脱毛症に苦しむ。25歳で背負った巨額の借金がきっかけでパニック障害と過呼吸発作が悪化。10年間実家に引きこもりつつ、代表取締役としてグループ会社を運営。自殺未遂を繰り返すような困難な精神状況のなか、独学で学んだセラピー・カウンセリング・コーチングを実践し続ける。10年後、「恩師の死」がきっかけとなり35歳で克服。その後、30年間の人体実験と独学で習得した技法を用いたカウンセリングとコーチングを24時間365日10年間実践。自殺未遂の現場にも立ち会うような重度の片、Jリーガー、上場企業の経営者など15,000名を超えるクライアントにカウンセリングを行い、回復率95%、6ヵ月800人以上の予約待ちに。「奇跡の心理カウンセラー」と呼ばれ上場企業の研修オファーも殺到。現在は、ニューライフスタイルを提案する資格認定団体「トリエ」(旧国際コミュニティセラピスト協会、他5団体)を主催し120以上のオリジナル講座を開発。新しい生き方を探求する「輝塾」、好きを仕事にする起業塾「The・DIAMOND」を主宰し、週末の講座は毎回即満席となっている。また、自己肯定感を高めれば、人生・仕事・人間関係・恋愛・健康・子育てが好転する「ナチュラル心理学」を提唱し、2020年までに3000人のティーチャー育成を目標にし、2021年までに世界3カ国に拡大する予定で活動中。2018年に開発したHSPカウンセラー資格講座を含め3000人以上の受講生を指導する
(以上、中島輝さんのオフィシャルサイトより引用)
>>中島輝さんのオフィシャルサイト
https://www.teru-nakashima.com/
5歳で里親さんの夜逃げを体験されたとのこと。幼心にどれほどの衝撃があったことか、想像もつきません。 ご自身がさまざまな「生きづらさ」に苦しむ中で習得した技法を役立てて、多くの人にカウンセリングやコーチングを行い、現在は自己肯定感の第一人者としてご活躍されているようです。
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』の感想
私が『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』を読んで、印象に残った点は以下の3つです。
<印象に残った3点>
1.自己肯定感を作る”6つの感”
2.「こんなこと書いてはいけない」と制限をかけない
3.たくさんのワーク
それぞれ順番にご紹介します。
自己肯定感を作る”6つの感”
PART1 「書くだけで自己肯定感が高まる理由」の中に、「自己肯定感を作る”6つの感”」が紹介されていました。
一言で「自己肯定感」といいますが、実は次の”6つの感”で構成されており、それぞれが影響を与え合って、上がったり下がったりするのだそうです。
1.自尊感情(自分には価値があると思える感覚)
2.自己受容感(ありのままの自分を認める感覚)
3.自己効力感(自分にはできると思える感覚)
4.自己信頼感(自分を信じられる感覚)
5.自己決定感(自分で決定できるという感覚)
6.自己有用感(自分は何かの役に立っているという感覚)
“6つの感”のうち「どれが下がっているか?」のチェックシートがあり、それぞれを高めるのに役立つワークが紹介されています。
私自身、漠然と「自己肯定感が低めだな」と思っていましたが、この”6つの感”という考え方は初めて知りました。
チェックシートをやってみると、今は「自己決定感」が特に低いとわかったので、そのワークをやってみようと思います!
「こんなこと書いてはいけない」と制限をかけない
PART2 「自己肯定感が勝手に高まる書き方のコツ」の中に、「『こんなこと書いてはいけない』と制限をかけない』というのがありました。
ノートを書いていると「自分ではなかなか認めたくない感情や思考に出くわすこともあるでしょう」と中島さんは書いています。
そうした認めたくない感情を書き出さず、抑え込んでしまうと、「逆に自己肯定感が下がってしまいます」というのです。
ふだんは抑え込んでいることも、「ま、いっか」と吐き出していくのが、アウトプット効果を高めるコツの1つだそうです。
私も日ごろから日記をつけているのですが、誰かの悪口や文句をあからさまに書くのは、さすがにためらうことがあります。
自分しか見ない日記帳とはいえ、例えば誰かの不満をそこに書いてしまったら、自分がいい人でいられなくなるような気がするからです。
でも、思い切って書いてみることで、自分自身と仲良くなれるような感覚がすることもあります。
やっぱりそれが大事だよねーと思いました。
たくさんのワーク
お伝えしたいのは、この本で紹介されているワークの豊富さです。
「自己肯定感の基礎になるワーク」が9種類、「”6つの感”を高めるワーク」が16種類紹介されています。
それぞれのワークを実際に書き込んでみられる「書き込み式テンプレート」が付録して、PDF版のダウンロードもできます。
とにかくたくさんあるので、誰でも何個かは自分に合う方法が見つかるのではないかと思います。
個人的にもともと取り組んでいたテクニックもありました。毎日良かったことを3つ書き出す「スリー・グッド・シングス」や、習慣の実践状況を毎日チェックする一覧表「習慣トラッカー(私はハビットトラッカーと呼んでいました)」など。いずれも効果を実感しています。
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』の感想まとめ
『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』を読んで、改めて自分の「自己決定感」を高めていきたいなぁと確認できました。
そしてやっぱり、ノートや日記を書くときに、制限をかけないことが大事だなぁと確認できました。
自分のあるがままの感情に居場所を与えられるようになろうと思いました。
付録「書き込み式テンプレート」のPDF版もダウンロードしたので、活用していきたいと思います!
自己肯定感を高めるテクニックを知りたい方は、『書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート』が参考になるかもしれません。
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